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2024/12/13

エコキュートはおすすめしないと言われている理由は?設置するメリットと選ぶ時のコツをご紹介!

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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心としてガス・石油設備、空調設備、リフォーム工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_みんなの設備屋さんです。

いまや住宅の省エネ化は大前提。2023年4月に施行された改正省エネ法でも、省エネ基準が引き上げられ、住宅の高断熱・高気密化と、省エネ化が図られました。

その省エネ対策の一翼を担うのが、高効率給湯器「エコキュート」です。
ただしインターネットを検索してみると、「おすすめしない」という声もちらほらあって……? 

今回はエコキュートが、「おすすめしない」と言われている理由をリサーチしました。そんな声が上がっている理由をリサーチするとともに、設置のメリットや、選ぶ時のポイントも紹介します。



■エコキュートをおすすめしない人がいる理由


・導入費用が高め?


エコキュートをおすすめしないという人の多くが、導入にかかる初期費用が高め、ということを理由に挙げています。
一般的なガス給湯器が施工費込みで6万~15万円が相場であるのに対して、エコキュートは施工費込みで35~60万円が相場です。

この数字だけ見ればエコキュートは高い!と思われるのももっともですが、導入費用であるイニシャルコストは高いけれども、光熱費などのランニングコストはエコキュートに軍配があがります。

エコキュートの光熱費はガス給湯器の約3分の1。効率よく使えば初期費用を回収して、エコキュートならではのメリットを享受することが可能です。


・お湯切れの可能性がある?


エコキュートは、基本的に夜間にお湯を沸かして、貯湯タンクに貯めて使うという仕組み。お湯を使う度に沸かすわけではないので、使いすぎると貯湯タンク内のお湯がなくなってしまい、「お湯切れ」状態になり不便……という声もあります。

さらに沸かし直すのが昼間なら、夜間にお湯を沸かすよりも電気代がかかってしまう可能性も。とはいえ、なんでもかんでもお湯切れを起こす、というわけではありません。習慣的に貯湯タンクの残湯量を確認したり、家族の人数に合った適切なタンク容量を選ぶことでお湯切れのリスクを回避できます。


・深夜電力プランに変更する必要がある?


エコキュートの電気代がお得なのは、電気代が安い夜間にお湯を沸かすため。
エコキュートを導入して光熱費を安くしたい場合は、深夜電力が安く使える料金プランに加入する必要があります。

手続き自体は特に難しくないのですが、プラン変更が面倒と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに深夜電力が安くなるプランの場合、昼間の電力が高くなる傾向があります。一般的に10時〜17時ごろの電気代が高くなりやすいので、その時間帯に電気をたくさん使うライフスタイルのご家庭は、思い描いているよりも電気代が安くならないかもしれません。
ただしこうした事情を鑑みても、エコキュートを導入したほうが割安になるケースもあります。


・騒音がするってほんとう?


エコキュートに騒音問題があるという話もネットにあがっていますが、エコキュートから発する音の大きさは、40db~50db程度であるのが一般的。
40dBは「静かな住宅地や図書館、深夜の街中などでの音のレベル」、50dBは「静かな事務所内や、人が通常発する声、家庭用クーラーの駆動音、換気扇が発する音と同程度の大きさ」と言われています。
つまり、音が大きくてもエアコンと同じ程度。うるさいからエアコンをつけない、という人はいませんよね。さらにエコキュートは屋外に設置するため、まず音に煩わされることはほとんどないでしょう。

とはいえ、深夜にエコキュートを稼働させることで、ご近所さんと騒音トラブルになったというケースもあるでしょう。隣家の窓があまりにも近かったり、排気口のように音を拾いやすいところの近くに設置したりする場合は、設置場所を調整することでトラブルを回避できます。


・水圧が落ちるケースもある?


ガス給湯器からエコキュートに変えたばかりのころは、水圧が劣ると感じることもあるようです。ガス給湯器が水道管の水圧をそのまま利用でき、蛇口から勢いよく水が出てくるのに対し、エコキュートは貯湯タンクに溜められたお湯を使用するため、水道管に比べると水圧は弱まります。

一般的に水道管の水圧は500kPa(キロパスカル)程度であるのに対し、エコキュートの水圧は170~180kPaという数値が出ています。水道管の半分以下になりますが、入浴や水まわりで不便を感じる数字ではありません。