【2024年補助金】エコキュートの買い替えにも使える宮城県の補助金はある?
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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心としてガス・石油設備、空調設備、リフォーム工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_みんなの設備屋さんです。
2024年10月から、また電気代が値上げされることになりました。
当たり前に暮らしているだけなのに、お風呂代、給湯代、照明代、どんどんお金がかかってしまうのは、なんだか理不尽ですよね。
そんな方におすすめなのが、高効率給湯器「エコキュート」。
ただし導入する際は補助金が出ることもあるので、賢く取り入れたいもの。
今回は「エコキュート」の買い替えにも使える補助金を紹介します。
■エコキュートの買い替えは必要?
「エコキュート」ならとうの昔にとっくに導入しているけれど……という方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的な耐用年数は10年前後。
初期タイプはもはや部品が流通していないケースもあり、故障しても修理できない、という可能性もゼロではありません。
またエコキュートは省エネ性能や機能が年々進化しています。
給湯保温効率という、お湯を沸かす効率や長時間保温する性能もアップ。たとえば2013年に発売された某社のエコキュートの給湯保温効率は3.3という値ですが、2023年に発売された同社の同グレードのエコキュートは、給湯保温効率が4.0。
給湯保温効率は0.1違うと電気料金が年間約1000円違うと言われているので、給湯保温効率が3.3から4.0にアップすると年間7000円、10年間で7万円お得になる可能性があります。
省エネ性能も向上しており、消費電力は変わらずとも給湯保温効率は上昇。
さらにメーカーによっては新機能が加わり、スマホと連携できるタイプや、入浴見守り機能、マイクロバブル機能などを搭載したタイプも登場しています。お風呂の遠隔操作ができるだけでなく、入浴時の快適性もアップする、ということですね。
加えてメーカーによっては太陽光発電とエコキュートの連携も可能となっています。
太陽光発電で発電した電力は自家消費できるので、電気会社から電気を買わずにエコキュートを稼働させることができます。
■宮城県で使えるエコキュート買い替えの補助金はある?
空気を圧縮して生まれた高熱を利用して、お湯を沸かし、貯めることもできる「エコキュート」。せっかく導入するのなら、補助金を賢く使って少しでもお得に購入したいですよね。
自治体によっては、エコキュートの導入に補助や助成が出るケースもあります。
ただし残念ながら宮城県としては、エコキュート導入に関する補助金は2024年現在出していません。
その代わり、宮城県内の市町村ごとで使える補助金はあります。
・角田市
創エネ・省エネ関連の住宅設備の普及推進のため、エコキュートや太陽光発電システムの導入に対して補助金を交付します。
それが、「スマートエコライフ推進事業補助金」。
市内在住の方が対象で、エコキュートは1台につき2万円の補助が支給。
受付締め切りは、令和7年1月31日までとなっています。
・遠野市
同様に「スマートエコライフ推進事業補助金」が実施され、新たにエコキュート(未使用品)を設置した市内居住者に対し、一律2万円が支給されます。
受付締め切りは、令和7年2月28日までとなっています。
・岩沼市
岩沼市でも脱炭素社会の実現に向けて、再エネ・省エネの普及促進を図っています。
「脱炭素推進設備導入補助制度」ではエコキュート1台に対して2万5000円の補助が支給されます。ただし未使用品であることが条件で、中古品の設置や既存設備への増設・更新は対象外とされているので注意しましょう。
申し込み受付期間は、令和7年1月15日までとなっています。
いずれの補助金も、予算が満額に達したら打ち切りになってしまうので、事前に自治体の担当部署に確認するのがおすすめです。
■エコキュートで使える補助金は何がある?
エコキュートを導入する際に、国に申請できる補助金もあります。
それが、「給湯省エネ2024事業(高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)」です。
2023年にも給湯省エネ事業が行われましたが、「給湯省エネ2024事業」はその後継で、経済産業省資源エネルギー庁の管轄です。
省エネ性能の高い給湯器を自宅に導入すると、補助金が支給されます。
エコキュートの場合、補助額は8万円(加算条件を満たすと最大13万円)となっています。
補助額(基本額):8万円
加算要件Aを満たした場合:10万円(基本額+2万円)
加算要件Bを満たした場合:12万円(基本額+4万円)
加算要件AとBの両方を満たした場合:13万円(基本額+5万円)
※基本額の対象となるエコキュートは、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値の次の2つのうち、「年間給湯保温効率」か「年間保温効率」のどちらかを満たしている必要がある
※加算要件A=ネットに接続が可能な機器で、天気予報・日射量予測に連動することができ、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能があるエコキュートであるということ。
※加算要件B=補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないエコキュートであるということ。
ただし、太陽光発電の余剰電力を利用して昼間にお湯を沸かす「おひさまエコキュート」というタイプは特別。こちらは2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値未満でも、補助金が12万円支給されます。
■補助金をもらうための条件は?
エコキュートの導入で国から補助金をもらうためには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。
・性能要件を満たしている
交換するエコキュートの性能が補助金対象となる性能要件を満たしていないと、補助金はもらえません。
2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値以上の年間給湯保温効率(給湯専用タイプ、オートタイプのときは年間保温効率)であることは大前提です。
貯湯タンクの数、貯湯タンクの容量、一般地用、寒冷地用など、給湯保温効率(給湯専用タイプ、オートタイプのときは年間保温効率)など、2025年度のエネルギー消費効率⽬標基準値は全部で10種類あるので、導入しようとしているエコキュートが補助金対象になっているか、心許ないかもしれません。その場合は、地元の信頼できるプロに相談できると安心です。
・給湯省エネ事業者に頼む
エコキュートの交換工事は、「給湯省エネ事業2024」に登録した給湯省エネ事業者に頼まないと、補助金は支給されません。
補助金の仕組みは、給湯省エネ事業者が国に申請して補助金が支給されるという流れになっています。したがって給湯省エネ事業者に登録されていない事業者にエコキュートの交換工事を依頼しても、補助金は申請できないので要注意です。
・エコキュートを交換する住宅の所有者である
エコキュートの交換で国の補助金がもらえるのは、その住宅の所有者等になります。
戸建て、共同住宅のどちらも対象になるので、ご安心を。
ちなみに所有者等というのは、住宅を所有している個人、その家族、賃貸住宅の個人オーナーあるいは法人、賃借人、共同住宅等の管理組合・管理組合法人を意味します。
・期限内に申請・着工する
国の補助金をもらう条件として、2023年11月2日~2024年12月31日にエコキュートの交換工事を着工……ということが課せられています。
こちらも自治体の補助金と同じ様に、予算が上限に達した段階で受付が締め切りになります。締め切りが迫っている場合は、早めに「給湯省エネ事業2024」の登録事業者に相談しましょう。
■補助金を利用する際の注意点
国と自治体の補助金を紹介しましたが、それぞれ申請方法や手順が違うことは知っておきましょう。市町村の場合は、該当する市内に在住していることや、市内に本店・視点・営業所等を有する販売店という条件が課せられることもあります。また導入前に自治体に相談が必要、という条件を課しているところもあります。
また国の補助金も自治体の補助金も、予算枠の動向に注意しましょう。
下記の「給湯省エネ事業2024」公式サイトから確認できますが、自治体のHPでは詳しい状況は記されていないことが多々あります。
自治体のHPには問い合わせ先が記されているので電話で確認をしてみるとよいでしょう。
また今からでも工事が間に合うか、ということについては、工事期間も含めてエコキュートの導入に詳しい給湯省エネ登録事業者に相談してみるのがおすすめです。
■エコキュートを賢くお得に導入!
「給湯省エネ事業の登録事業者」である「みんなの設備屋さん」に機器選びからご相談ください。
「みんなの設備屋さん」は、仙台市を中心に宮城県、山形市の設備工事を行っているプロのお店です。
エアコンの設置や交換はもちろん、エコキュート、給湯器、暖房、水回りなど、水道や電気に関するお困りごとに対応しています。
もちろん、「給湯省エネ事業の登録事業者」でもありますので、申請もお任せください。
完全自社施工で中間業者を挟まないので、余計なマージンが発生せずリーズナブル。
熟達の技術者がおうかがいして、精度の高い施工サービスをご提供いたします。
エコキュートはさまざまなメーカーから多様なタイプが登場しているので、選ぶのも大変。
ご自宅にとって何がよいか、豊富な経験から最適なアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談くださいね。