電気温水器の電気代が高すぎる…電気代高騰への対策はエコキュートへの買い換えがおすすめ!
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皆さんこんにちは。
宮城県塩竈市を拠点に、エアコンやガス給湯器の販売・取付工事を行っている株式会社菜花空調です。
「今年、電気料金もガス料金も高すぎる・・・。これからずっとこんなにかかるの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。光熱費が毎月毎月上がっていく状態は、2023年にはいって多少の落ち着きが見え始めました。しかし、9月までの期限付きで施行されている政府の政策の効果です。根本的な問題である燃料の高騰や供給電力の不足、再エネ賦課金の値上げは続いているため、先行きの見通しに明るさが見えないことに変わりはありません。
そこで、こちらでは給湯に関わる光熱費の対策として、エコキュートを紹介します。給湯器の買い替えときくと、イニシャルコストが掛かることから躊躇される方も多いと思われます。実際、設備交換費用は安くはありませんが、補助金の利用や月々のランニングコストから試算してみると、多くのメリットがあることがわかります。
電気温水器と比較しながら、今回おすすめするエコキュートについて解説します。
■電気温水器の電気代は?
電気温水器を使用するとどのくらいの電気料金が掛かっているのでしょうか。
使っている機種や使うお湯の量、追い炊き頻度によって開きはありますが、一般家庭の電気料金のエリアごとの平均は下記のようになります。
(※参照:パナソニック)
お住まいのエリアによって差はありますが、全国平均を計算すると月々の電気代は7,900円となります。さらに一人暮らしであれば5,700円、2人暮らしなら9,600円、3人暮らしなら11,100円です。
■電気温水器とエコキュートの違い
電気温水器とエコキュートはどちらも同様に電気を使った給湯設備ですが、どんな違いがあるのでしょうか。エコキュートが電気温水器よりも電気料金を節約できる秘密は、お湯の沸かし方の違いにあります。それぞれがどういった仕組みでお湯を作っているのかについてとランニングコストについて説明します。
〇お湯の沸かし方の違いは?
エコキュートと電気温水器はどちらも電気を利用する給湯設備です。それぞれのお湯を沸かす仕組みについて解説します。
・エコキュート
熱源となるのは、電気と空気の中の熱です。ヒートポンプの原理で自然冷媒(CO2)を使用してお湯を沸かします。
ヒートポンプとは、空気中の熱を集めて大きな熱エネルギーとして利用する技術です。
気体には圧縮すると温度が上がり、急に開放すると温度が下がる性質があります。
エコキュートでは、電気を使って空気を直接暖めるのではなく、空気の圧縮するために電気を利用します。圧縮して得られた熱エネルギーを水に伝えてお湯を沸かします。
使用した電気の約7倍の熱エネルギーを取り込むことができるため、使う電気量を減らすことができます。電気代を抑えることが可能なことに加えて、省エネや二酸化炭素排出量にも貢献することができます。
・電気温水器
熱源は電気のみです。貯湯タンクの中のヒーター(電熱器)で電気温水器内に貯めた水を温めて、お湯を沸かします。電気料金の安い時間帯にまとめてお湯を沸かしておく使用方法が一般的です。
〇電気代の差
エコキュートは、少ない電気を上手に使って節約しながらお湯を沸かせることを紹介しましたが、実際に月々の電気料金はどのくらい変わってくるのでしょうか。気になる設置費用と合わせて試算します。初期設置費用と月々の電気料金の目安は下記の通りです。
エコキュートの初期設置費用は電気温水器の2倍程度かかりますが、月々の電気量が電気温水器の1/3程度に抑えられるため、節電効果が高いです。その結果、電気料金も節約することが可能です。
エコキュートの寿命は平均すると約10~15年間といわれています。仮に10年間使い続けたとして、エコキュート、電気温水器それぞれの10年間の給湯に関する電気料金を計算すると下記のようになります。
エコキュート 月々2000円×12か月×10年間=240.000円
電気温水器 月々6000円×12か月×10年間=720.000円
それぞれ10年間使い続けた場合のかかる電気料金を比較すると、電気温水器に比べて約48万円のコストカットが可能です。
初期設置費用の価格差は約30万円なので、7年目でペイできる計算となります。その他、地方自治体によっては、エコキュート設置にも利用可能な省エネ関連の補助金が出ている可能性もあるので、それを利用すれば、更に節約効果が高まります。
■エコキュートのメリット・デメリット
次に、エコキュートを設置、使用する際のメリットとデメリットについて紹介します。
〇エコキュートのメリット
・省エネ効果が高い!
電気を上手に利用するので、家庭で地球環境保護に貢献できます。
・光熱費が節約できる!
外気の熱を活用するため、電気使用量を減らせるため電気料金が安くなります。
・導入、交換時に補助金がもらえる可能性がある!
自治体によっては10万円以上の補助金がもらえるところもあります。(お住まいの自治体の最新情報を確認して下さい)
・災害など非常時にも安心!
停電や断水になってもタンクの中の水を使うことができます。
・火災が起きる可能性が非常に低い!
火を使わない設備なので、安全です。
〇エコキュートのデメリット
・設置スペースの確保が必要
設置する機械が2種類になるので、入れ替えの場合は特に注意が必要です。
・低周波による騒音を起こす可能性がある
機械から低周波が発生するため、騒音トラブルが起きた事例もあります。設置する場所や設置方法に配慮しましょう。
・使いすぎるとお湯切れしてしまう
電気温水器も同様ですが、親戚や子どもの友だちが泊まりにきた場合など、いつもよりお湯を使う量が著しく増えると貯湯したお湯を使い切ってしまうことも考えられます。
・ガス給湯器に比べて水圧が弱い
こちらも電気温水器と同様ですが、浴室が2階に設置してあって、2か所以上でお湯を使うタイミングが被った場合、シャワーの勢いが弱まってしまうことがあります。
■まとめ
電気温水器とエコキュートを比較しながら、エコキュートのコストパフォーマンスについてとメリット、デメリットについて解説しました。
設置費用はかかりますが、ランニングコストにおいても地球環境への配慮においても、多くのメリットを受けられます。
さらに、10万円以上の補助金制度を実施している自治体も複数ありますので、ぜひお住まいの自治体の補助金制度の最新情報を調べてみて下さい。
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宮城県塩竈市の菜花空調は、ガス・石油設備、空調設備、水回り設備の専門工事業者です。宮城県のあらゆるエリアの工事を手掛け、誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得してきました。
今回紹介したエコキュート以外にも、ご自宅の環境やお客様のご要望に応じた最適な設備をご提案可能です。設備に関する疑問・お悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。