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2025/09/01

ガス代高騰&突然の故障が怖い方へ。ガス給湯器からエコキュート交換で何が変わるか徹底解説!

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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心としてガス・石油設備、空調設備、リフォーム工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_みんなの設備屋さんです。

冬が来るたびに繰り返される、高いガス代と古い給湯器の故障への不安。 その悩み、もしかしたら「エコキュート」への交換で解決できるかもしれません。

とはいえ、「本当に安くなるの?」「費用や工事は?」など、分からないことも多いですよね。

この記事では、そんなあなたの疑問に専門用語を使わずに徹底解説します。最後まで読めば、ご家庭にとってエコキュートが本当に最適な選択なのか、きっと判断できるようになります。熱費と故障の不安から解放される第一歩を踏み出しましょう。



ガス給湯器とエコキュート、何が違う?5つのポイントで徹底比較


現在ガス給湯器をお使いの方がエコキュートへの交換を検討する際、まず気になるのが「一体、何がどう違うの?」という点ではないでしょうか。
毎日使うものだからこそ、その違いはしっかり理解しておきたいものです。ここでは、両者の違いを5つの重要なポイントに絞って、分かりやすく徹底比較します。


① 仕組み:お湯を沸かす「エンジン」が全く違う


ガス給湯器とエコキュートの最も大きな違いは、お湯を沸かす仕組みにあります。

まず、ガス給湯器は「瞬間式」と呼ばれ、その名の通り、使う瞬間にガスを燃焼させてお湯を作ります。蛇口をひねると、水道管を通る水がガスバーナーの炎で直接加熱され、すぐにお湯が出てくる仕組みです。必要な時に必要なだけお湯を沸かすため、お湯切れの心配がないのが大きな特徴です。

一方、エコキュートは「貯湯式」という全く異なる仕組みです。エコキュートは「ヒートポンプユニット」が空気中の熱を集め、その熱をエネルギーとして利用し、効率よくお湯を沸かします。そして、電気料金が割安な深夜のうちに一日で使う分のお湯をまとめて作り、魔法瓶のように保温性の高い「貯湯タンク」に貯めておくのです。

この「空気の熱を利用する」ヒートポンプ技術こそ、エコキュートが驚くほど少ないエネルギーでお湯を沸かせる秘密なのです。


② コスト:「初期費用」と「月々の光熱費」で比較


給湯器選びで最も気になるのがコストです。 まず「初期費用」についてですが、こちらは一般的にガス給湯器のほうが安価です。追い焚き機能付きのガス給湯器が15万円から30万円程度で設置できるのに対し、エコキュートは40万円から70万円程度が相場となります。

しかし、月々の「ランニングコスト」に目を向けると、この関係は逆転します。特に料金が高いプロパンガスをお使いの場合、エコキュートの光熱費の安さは圧倒的です。ご家庭の状況によっては、ガス給湯器からエコキュートに交換することで、年間5~10万円以上もの光熱費を削減できる可能性があります。初期費用は高くても、このランニングコストの安さによって、長い目で見れば十分元が取れる計算になります。


③ 寿命:どちらが長く使える?


次に、機器の「寿命」ですが、実はガス給湯器とエコキュートの間に大きな差はありません。どちらも交換時期の目安は約10年から15年と言われています。

ただし、エコキュートは構造が少し異なり、屋外に設置する「ヒートポンプユニット」が10年前後、お湯を貯める「貯湯タンク」が15年前後と、部品によって寿命が若干異なります。構造が複雑な分、数年に一度の水抜きや定期的な点検といったメンテナンスをしっかりと行うことで、より長く安心してご使用いただくことができます。


④ 水圧:シャワーの勢いは変わる?


シャワーの勢いを気にされる方も少なくありませんが、「水圧」にも違いがあります。 ガス給湯器は、水道管の圧力をそのまま利用してお湯を出す「水道直圧式」のため、シャワーの勢いがパワフルなのが特徴です。一方、エコキュートはタンクに貯めたお湯を給湯する仕組み上、一度減圧する必要があるため、従来のモデルではガス給湯器に比べると水圧がやや弱く感じられることがありました。

しかし、この点は技術の進歩で大きく改善されています。現在では、パワフルな給湯を実現する「高圧タイプ」が主流となっており、多くの場合、使用感に遜色はありません。水圧にこだわりたい方は、業者に相談して高圧タイプを選ぶと安心です。


⑤ 設置スペース:どこに置けるか


この点では、ガス給湯器のほうが省スペースです。 ガス給湯器は壁掛けタイプが主流で、非常にコンパクトな設計になっています。一方、エコキュートは、お湯を貯めておく「貯湯タンク」と、空気の熱を集める「ヒートポンプユニット」という2台の機器を設置するため、ある程度のスペースが必要になります。そのため、交換を検討する際は、ご自宅の敷地内にこの2台を置けるスペースがあるか、事前の確認が不可欠です。

しかし、最近では都市部の住宅事情に合わせて、奥行きがスリムな「薄型タイプ」や、設置面積を抑えた「コンパクトタイプ」も登場しています。事前の現地調査で、ご自宅に最適なモデルを提案してもらいましょう。




交換前に知っておくべきエコキュートのメリット・デメリット


エコキュートへの交換は、光熱費だけでなく暮らしにも様々な変化をもたらします。後悔しないために、メリットとデメリットの両方をしっかり把握しておきましょう。


<メリット:光熱費だけじゃない!暮らしを豊かにする5つの利点>



光熱費(ランニングコスト)を大幅に抑えられる


前述の通り、これが最大のメリットです。特にプロパンガスをお使いのご家庭では、月々の支出が劇的に変わることもあり、浮いたお金を家族の楽しみに使えるようになります。

ガスによる火災リスクがない


エコキュートは火を使わないため、不完全燃焼やガス漏れといった心配がありません。小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭でも、より安心して毎日のお風呂を楽しめます。

災害時の非常用水として利用できる


地震や台風などで断水した場合でも、エコキュートのタンク内には常に数百リットルのお湯(または水)が貯まっています。これでトイレを流したり、体を拭いたりといった生活用水として利用できます。また、電気はガスや水道に比べて復旧が早い傾向にあり、万が一の際のライフラインとしても心強い存在です。

補助金が使える可能性がある


国や自治体は、省エネ性能の高いエコキュートの導入を支援する補助金制度を実施している場合があります。2025年現在も補助金制度が継続されており、活用できれば初期費用を大きく抑えることが可能です。

環境に優しい


空気の熱という再生可能エネルギーを利用するエコキュートは、お湯を沸かす際のCO2排出量を大幅に削減できます。家計に優しいだけでなく、地球環境にも貢献できる選択です。


<デメリット:事前に知っておけば安心!5つの注意点と対策>



初期費用が高い


やはり一番の懸念点は、ガス給湯器に比べて初期費用が高くなることでしょう。しかし、これは現在利用できる国や自治体の補助金制度を活用することで、負担を大きく軽減できます。また、長期的に見れば月々の光熱費が安くなるため、数年で初期費用分を回収できるケースも少なくありません。

設置スペースが必要


エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットという2台の機器を置くため、ある程度の設置スペースが必要です。交換を検討する際は、まず専門業者に現地調査を依頼し、ご自宅の環境に設置可能か、どのモデルが最適かを確認することが不可欠です。最近は奥行きの狭い薄型モデルも登場しています。

お湯切れのリスク


来客などで急にお湯を大量に使った場合、タンクのお湯がなくなり「湯切れ」を起こす可能性があります。 最近のエコキュートは、過去のお湯の使用量を学習し、自動で最適な湯量を沸き上げる機能が非常に賢くなっています。また、家族構成に合った適切なタンク容量を選ぶことで、湯切れのリスクはほとんどなくなります。

深夜の運転音


ヒートポンプユニットは、エアコンの室外機と同様に深夜に運転音が発生します。
近年のモデルは静音設計が進んでおり、図書館の中と同程度の静かさになっているモデルもあります。しかし、念のため寝室の近くや隣家の窓際は避けるなど、設置場所に配慮するとより安心です。

使える入浴剤に制限がある


配管を傷める可能性があるため、「にごり湯タイプ」や「硫黄成分」を含む入浴剤は使用できないケースが多いです。メーカーが推奨している入浴剤を使用しましょう。各メーカーのウェブサイトで使用可能な入浴剤のリストが公開されているので、事前に確認しておくと良いでしょう。




ガス給湯器からエコキュートに交換する際の工事の流れ


「工事は何日もかかりそう…」「費用はいくら?」といった不安を解消するため、ここでは具体的な工事の流れと費用について解説します。

まず、工事費用は総額で50万円前後が目安です。この費用には、エコキュートの「本体価格」(30~50万円程度)のほか、「基礎工事」「配管・電気工事」「既存給湯器の撤去・処分費」などが含まれる「標準工事費」(10~20万円)、そして必要に応じて発生する「追加工事費」(分電盤の交換など)があります。

また、工事日数は1~2日程度(最大5日程度)で完了することがほとんどです。ただし、特殊な基礎工事が必要な場合など、ご自宅の設置状況によっては日数が変動することもあります。

① 既存のガス給湯器を撤去する


まず、現在設置されているガス給湯器と、それに接続されているガス管や水道管、リモコンなどを取り外します。

② 基礎工事を行う


エコキュートの貯湯タンクは、満水時には400kg~500kg以上の重さになります。そのため、その重さに耐えられる頑丈なコンクリートの土台を設置します。

③ エコキュートを設置する


基礎が固まったら、ヒートポンプユニットと貯湯タンクを慎重に搬入し、アンカーボルトで基礎にしっかりと固定します。

④ 配管・配線工事を行う


給水・給湯管、追い焚き用のふろ配管、そしてヒートポンプとタンクを繋ぐ配管を接続します。同時に、エコキュート専用の200V電源の配線工事や、キッチン・浴室のリモコン設置、アース工事などを行います。

⑤ 試運転・引き渡し


すべての工事が完了したら、電力会社への申請を行い、ブレーカーを入れます。その後、お湯が正常に沸き上がるか、リモコン操作は問題ないかなどの試運転を入念に行います。お客様に使用方法をご説明し、問題がなければお引き渡しとなります。



まとめ


ガス給湯器(特にプロパンガス)を使い続けることは、この先もずっと高い光熱費と、いつ壊れるか分からないという突然の故障リスクを抱え続けることになります。

エコキュートへの交換は、初期費用はかかりますが、長期的に見て光熱費を大幅に削減し、災害への備えにもなる未来の家計と暮らしへの賢い投資です。

給湯器が最も活躍し、そして最も故障しやすいのは、やはり寒い冬。本格的に寒くなり、修理依頼が混み合って「お湯が使えない!」と困る前に、ぜひ比較的工事がスムーズに進められる冬前の「今」、交換を検討してみてはいかがでしょうか。

まずはご自宅の場合、どれくらいの費用で交換できるのか、そしてどれだけ光熱費が安くなるのか、相談・見積もりから始めてみませんか?



宮城県でエコキュートの設置・交換なら、「みんなの設備屋さん」にご相談ください


エコキュートの設置・交換をご検討の際は、「みんなの設備屋さん」へご相談ください。当店は仙台市を中心に、宮城県全域および山形市エリアまで対応する地域密着型の設備工事専門業者です。

エコキュートはもちろん、エアコンの設置・交換・修理、給湯器、暖房、水回りなど、水道・電気に関する幅広い工事に対応しております。

当社の強みは、なんといっても完全自社施工による高品質&低価格なサービス。中間マージンが発生しない分、「プロの品質を、よりリーズナブルに」ご提供できるのが最大の魅力です。さらに、即日対応可能な「超特急工事」サービスも行っており、急なトラブルにも迅速に駆けつけます。

作業にあたるのは、地域の環境や設備事情に精通した熟練の技術者です。そのため、初めてご相談される場合でも、丁寧にご説明しながら最適なご提案をいたします。小さな悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。

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