エコキュートの電気代は高い?電気代が高くなる原因と節約方法を紹介!
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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心としてガス・石油設備、空調設備、リフォーム工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_みんなの設備屋さんです。
前シーズンの冬は暖冬でしたが、2024年〜2025年の冬は、強い寒波の影響により寒さが厳しくなるそうです。
となると心配になるのが、エコキュートの電気代。寒いと余計にお湯を沸かすのに、大きなエネルギーが必要になりますよね。
やっぱりエコキュートの電気代って高いんだ……と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただしそれは、もしかしたらエコキュートを正しく使っていないせいかも?
また電気代を安くするうえでは、コツもあります。
今回は、エコキュートの電気代が高くなる理由と節約方法を紹介します。
■エコキュートで電気代が高くなる原因
エコキュートの電気代がなんだか高いような気がする……ただし電気代は使い方次第で改善することができます。まずはなぜエコキュートで電気代が高くなるのか、ありがちな落とし穴を紹介します。
・節約機能を使いこなせていない
エコキュートには節約機能が搭載されていますが、これをうまく使っていないと電気代が高くなってしまいます。
省エネモードをはじめ、エコキュートに備わっている節約機能を使うだけで、電気代を抑えることができます。
消費電力の少ない夜の間にタンクの湯量を増やす「沸き増し」をする、「沸き上げ時間シフト機能」も積極的に使いたい機能の一つ。さらに出張や旅行などで家を空ける際は、沸き上げも停止しておくとさらに電気代を節約できます。
ほか、電気料金が高い時間帯を把握してその時間の自動湯増し運転を回避・節電する「ピークカット機能」や、お湯の沸き上がりに時間をかけてヒートポンプの消費電力を抑える「パワーセーブ機能」、日中の太陽光発電の余剰電力を利用する「ソーラーチャージ機能」といったものもあります。
・日中沸き増しをしている可能性
電気代が高い日中に沸き増しをすると、当然ながら、その分だけ電気代が高くなってしまいます。そこで活用したいのが、エコキュートの「自動沸き増し機能」。この機能が搭載されているエコキュートならば、タンクの湯量に合わせてオートで沸き増しをしてくれます。
エコキュートは、電気代が安くなる深夜電力を利用した料金プランを設定するのが一般的です。したがってエコキュートの沸き増しは、給湯コストも低く、電気代を抑えられる夜間に行うのが大前提。昼に沸き増しをすると、夜の約2倍、多い場合は5倍近く電気代がかかってしまうこともあります。来客などで大量にお湯が必要になることがあらかじめ分かっているのなら、前日の夜に少し多めにお湯を沸かしておくといった対策も取れます。
■エコキュートの電気代はなぜ季節ごとに異なる?
それでも冬場はなんだかエコキュートの電気代が高い……と、案じられる方もいらっしゃることでしょう。
なぜ冬はエコキュートの電気代が高くなるのでしょう。
・冬はエコキュートの湯沸かし効率が悪くなる
空気中の熱を取り出して湯沸かしに利用するエコキュートは、心臓部であるヒートポンプで取り込んだ空気を圧縮して、高温の空気をつくり出すことでお湯を沸かします。
気温が高いほど効率よく高温の空気をつくれるのですが、冬場はどうしても気温が下がってしまい、高温の空気をつくるためにより多くの電気を必要とします。また水道水を沸かすにしても、冬は水温が低いので、多くの電気を消費するのです。
・エコキュートのお湯を使うケースが増える
暖かい時期ならシャワーをざっと浴びてさっぱりできますが、ゆっくりお湯に浸かる冬は、夏場より使う湯量が多くなります。お風呂自体も夏よりも熱めに設定しますし、シャワーの水温設定も同様です。
お湯の使用量を少なくすれば、沸き増し運転の回数も減って電気代をおさえることができますが、冬はどうしてもお湯を使う機会が増えるので、電気代が高くなってしまいます。
また冬は風呂に張ったお湯の温度も下がりやすく、追い焚き機能を使うことに。追い焚きは、貯湯タンク内を温め直さなければならないので、その分、電気代がかかります。
■エコキュートの電気代に地域差はある?地域別電気代の平均額を比較
季節だけでなく、地域によってもエコキュートの電気代は異なります。
地域別の電気代をみてみましょう。
北海道電力エリア:約4500円
東北電力エリア:約4000円
北陸電力エリア:約3500円
東京電力エナジーパートナーエリア:約3100円
中部電力エリア:約2100円
関西電力エリア:約1700円
中国電力エリア:約3600円
四国電力エリア:約3700円
九州電力エリア:約1700円
沖縄電力エリア:約2300円
全国の平均値は、おおよそ3020円。東北電力エリアはちょっとだけ高めになります。
■エコキュートの電気代を節約する方法はある?
使い方次第で、エコキュートの電気代を節約することは可能です。
すでにご紹介したエコキュートの節約設定の活用以外にも、こんな方法があります。
・日中にエコキュートの湯切れを起こさないようにする
電気料金を節約するうえでは、日中の沸き増しを減らすのがポイントです。日中にお湯が切れて自動沸き増し機能が稼働すると、電気料金は跳ね上がってしまいます。例えば共働きで日中は家族が在宅していないのなら、自動沸き増し設定をオフにしておくのも一つの手。もちろん余分な沸き増しを計画的に減らす工夫も有効です。
・追い焚きではなく足し湯をする
「足し湯」(あるいは高温足し湯)は、貯湯タンク内のお湯を使って風呂に張ったお湯の温度を上げるというもの。これは電気代金の安い深夜電力で沸かしたお湯を使うので、電気代に影響しません。
一方で、深夜電力を使わずに、高い電気代を投じて風呂に張ったお湯をふたたび加熱するのが「追い焚き」です。足し湯に比べて水道代は節約できるのですが、電気代がかかるので、要注意です。
・電気代料金プランを見直す
電気料金のプランが今のライフスタイルに合っていないという可能性も。無意識のうちに高い電気料金を払っていることもあるので、エコキュートの電気代が高いとお悩みの方は、一度、電気料金プランを見直してみるのも有効です。
各電力会社からさまざまな電気料金プランが提供されており、オール電化向けに電気料金を節約できるタイプもありますよ。電力会社や、メンテナンスを依頼する工事会社に相談してみましょう。
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■後悔しないエコキュートの選び方
エコキュートはランニングコストが安く、環境に優しい給湯器。メンテナンスがかんたんなのも大きなメリットです。そのエコキュートの電気代をさらに抑えるうえでは、選び方も重要です。
・ライフスタイルにあったプランにする
エコキュートは深夜に比べると日中の電気料金が高くなります。一般的には、就寝後の電気代が安い時間帯に電力を利用するプランを採用しますが、日中、自宅で過ごす時間が長いのなら、エコキュートを含む電気消費量が上がってしまいます。その結果、電気料金も高くついてしまう、ということに。今のライフスタイルに合った料金プランを選びましょう。
・お湯切れしない適切なタンク容量を選ぶ
家族の人数やライフスタイルにあったタンク容量を選びましょう。エコキュートは、使用するお湯の量がタンク容量に達してしまうと、電気代が高い昼間に給湯しなければなりません。小さすぎるタンクを選ぶと、給湯回数が増えて電気代が高くなってしまいます。
2人家族の場合は370Lのタンク、3〜4人家族の場合は中間的なサイズの460Lがおすすめですよ。
・初期費用だけを優先しない
エコキュートはガス給湯器に比べると設置費用がかかります。またエコキュートそのものの値段も、容量が多く、またグレードが高いほうが初期費用は高くなります。
ただし初期費用を優先するあまり、少ない容量のタンクを選んでしまうと、かえって電気代が高くなり、エコキュートのメリットを生かしきれないということも。またグレードが高いタイプのほうが節約機能も豊富でエコなので、初期費用だけにとらわれず、長く使っていくことを考えて選ぶとよいでしょう。
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