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2023/10/01

エアコンの寿命は何年? 平均寿命や故障・買い替え時期のサインを詳しく解説!

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皆さんこんにちは。
宮城県塩竈市を拠点に、エアコンやガス給湯器の販売・取付工事を行っている株式会社菜花空調です。

エアコンは、夏や冬でも快適に過ごすために必要不可欠な設備です。近年では極端な暑さや寒さに見舞われるケースが増え、より重要になりました。

当然、エアコンが急に故障すれば生活に大きな支障をきたし、命の危険すらあります。なるべく故障する前に買い換えたいところですがエアコンの寿命はどのくらいなのでしょうか? ここではエアコンの寿命や故障のサインについて解説します。



■エアコンの寿命は約10年! 10年を過ぎると修理不能な場合も



一般的に、「エアコンの寿命は10年程度」だとされています。つまり、購入から10年を過ぎたあたりで買い替えを検討した方がいいのです。その根拠となるデータを確認しておきましょう。


・多くの人は13年~14年で買い替えている


内閣府の消費動向調査(2023年7月実施分)によると、2人以上の世帯におけるルームエアコンの平均使用年数は13.6年でした(2022年4月~2023年3月)。買い替えの理由は「故障」が圧倒的に多く、65.1%を占めています。多くの方が13年~14年程度で故障を理由にエアコンを買い換えているわけですから、エアコンの平均寿命はこの程度だと考えていいでしょう。

また、消費動向調査に基づく「家電製品使用年数調査報告書(2017年度版)」によると、エアコンの残存率(撤去や買い替えをせずに残っている割合)は購入後6年で0.900です。その後はだんだん減少幅が大きくなり、13年で0.491と半分を割ります。半数が撤去もしくは買い替えていることになりますから、やはり13年~14年が寿命の目安なのです。

ただ、夏や冬にエアコンが突然故障するのは避けなければなりません。そのため実際には、もう少し早いタイミングで買い換えるのがベストだといえます。


・メーカーの標準使用期間や部品保有期間は10年


エアコンの寿命の判断基準としては、各メーカーが定めている「設計上の標準使用期間」も重要です。標準使用期間とは、標準的な条件下で使用した場合に製品を安全上支障なく使用できる期間を指します。

標準使用期間はメーカーによって異なりますが、エアコンの場合は多くのメーカーが10年間と定めています。なぜなら、エアコンの修理用部品を保有しておかなければならない最低限の期間が、製造打ち切りから9年間だからです(全国家庭電気製品公正取引協議会の規定による)。大半のメーカーは、自主的な部品保有期間も10年に設定しています。

そのため、設置から10年以上経過したエアコンは、メーカーに修理用の部品が保管されている保証がありません。そのようなエアコンが故障すれば、修理そのものができず買い換えなければならなくなる可能性が高いでしょう。

以上の点から、エアコンの寿命・買い替え時期の目安は、やはり10年程度だといえます。もう少し長く使うことはできるかもしれませんが、ある日突然故障したり故障時に修理不能になったりする可能性が高いことを考えると、無理に使い続けるのはおすすめできません。購入から10年目を迎えたあたりで、買い替えの検討を始めましょう。



■要注意! エアコンの故障を示すサイン



エアコンが故障している時や寿命が近い時は、高確率で何らかの不具合が現れます。エアコンの使用環境や使用時間によっては、平均寿命より早く故障してしまうケースもあるため、異変を見逃さないようにすることが大切です。エアコンの故障を示すサインを確認しておきましょう。


・異音がする


エアコンの運転中に、室外機から「ガタガタ」「カラカラ」という異音がする時は、冷媒ガスを圧縮するためのコンプレッサー(空気圧縮機)が故障している可能性があります。エアコンは室内機よりも室外機の方が負荷はかかりやすく、多くの場合は室外機の方が先に故障するため注意が必要です。

一方、室内機から異音がする時は、送風ファンの故障やフィルターの目詰まり、ルーバーの動作不良などが原因である可能性もあります。これらは掃除で解決できる場合もあるので、まずはフィルターの清掃や点検をしてみましょう。


・エアコンの効きが悪い


エアコンをつけているのに部屋が涼しくならない・暖かくならない場合は、まずフィルターの目詰まりを疑いましょう。フィルターが汚れて目詰まりしていると、冷風・温風が出にくくなります。これはフィルターを清掃すれば改善可能です。

そして、フィルターに問題がなければ、配管の亀裂などが原因で冷媒ガスが漏れている可能性があります。室内機の熱交換器や、室外機から出ている配管に霜がついていたら、冷媒ガスが漏れている証拠です。

故障箇所の修理や冷媒ガスの充填で解決できますが、ある程度まとまった費用がかかるので、すでに年数が経過しているエアコンなら買い替えた方がいいかもしれません。いずれにしても、まずは専門業者に点検を依頼してください。


・室内機からの水漏れ


室内機から水漏れが起きている時は、排水を行うドレンホースが詰まっている可能性があります。まずはドレンホースを確認し、詰まっているようなら掃除をしましょう。

また、ドレンホースが詰まっていないのに水漏れする場合は、室内機のフィルターやフィンに汚れが堆積し、室内機内部の結露水が漏れているのかもしれません。可能な範囲でフィルターやフィンを清掃してみてください。それでも解決しなければ、部品が故障している可能性が高いため、専門業者による点検・修理が必要です。



■20年前のエアコンを買い替えると約20%の節電に!


実際のところ、エアコンは思った以上に長持ちするケースもあります。そのため、「うちのは20年前の製品だけど余裕で現役だから、故障するまで使い続ける」という方もいるでしょう。

しかし、たとえ故障の兆候がない(もしくは故障のリスクを受け入れる)のだとしても、古いエアコンは早めに買い換えることをおすすめします。なぜなら、エアコンの新しい機種は古い機種に比べ、省エネ性能が大幅にアップしているからです。

資源エネルギー庁が年2回発行している「省エネ性能カタログ」のデータをもとに計算すると、2001年のエアコンの期間消費電力量(1年を通じてエアコンを使用した場合にかかる電力量)の目安は、990kWh(キロワット時)でした。一方、2021年のエアコンは、809kWhにまで低下しています。20年前に比べ、20%近く消費電力量が減っている計算です。

最新の電気料金の目安単価は31円/kWh(2022年改定)ですから、各エアコンを1年間使用した場合の電気代の目安は、2001年のエアコンなら30,690円、2021年のエアコンなら25,079円になります。つまり、20年前のエアコンを新しいものに買い換えると、5,000円以上も年間電気代を節約できるのです。


古いエアコンはいつ故障するかわかりません。しかも修理が難しく、電気代も高く、そもそもエアコンの性能自体が低いことを考えると、無理に使い続けるのではなく早めに買い換えるべきだといえます。10年以上使用しているエアコンがあるなら、繁忙期に入って業者の予約が取りづらくなる前に、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

なお、エアコンの買い替え費用が気になる場合は、東北電力の「エコ替えキャンペーン」を利用して補助金を受け取り、お得にエアコンを設置するのがおすすめです。東北電力と電気の供給契約をしている方が対象で、ちょっとした条件を満たせばどなたでも利用できます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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宮城県塩竈市の菜花空調は、ガス・石油設備、空調設備、水回り設備の専門工事業者です。宮城県のあらゆるエリアの工事を手掛け、誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得してきました。

弊社は一流メーカーの製品を使用し、明朗な工事価格設定とわかりやすい説明を行なうのがモットーです。東北電力エコ替えキャンペーンの登録事業者にもなっており、ご自宅の環境やお客様のご要望に応じた最適な設備をご提案いたします。ガス設備・空調設備・各種リフォームのことなら、信頼と実績の菜花空調までお気軽にお問い合わせください。