梅雨でもエアコンをフル活用する設定とは?理想的な湿度・温度や快適に過ごすためのポイントを紹介!
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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市を拠点に仙台市を中心としてガス・石油設備、空調設備、リフォーム工事を手掛ける設備工事会社の株式会社 菜花空調_みんなの設備屋さんです。
2025年の夏も全国的に猛暑となることが予想されています。また時期的にも、そろそろ使っていなかったエアコンを稼働させることとなるでしょう。
ただし、エアコンを一日稼働していると電気代がかさんでしまうので、特に梅雨時にエアコンを使う場合は、エアコンの機能を上手に活用するのがポイントです。
さらに冷房・除湿機能を使い分けると快適に過ごせます。今回は梅雨でもエアコンをフル活用するコツや、理想的な温度・湿度、快適に過ごすポイントなどを紹介します。
エアコンの冷房と除湿(ドライ)はどう違う?
まずエアコンの基本的な機能である「冷房」と「除湿」機能はどのように違うのかを知っておくとよいでしょう。
冷房機能
エアコンの冷房は、室内の温度を下げて涼しくするための機能です。
仕組みとしては、まず熱交換器が室内の暑い空気を集めます。
そして空気中の熱を集めた冷媒が室外機に送られて圧縮され高温になり、熱交換器を通る際、熱をファンで放出させます。
こうして熱が放出された冷媒が減圧機で低温になり室内機に送られて、部屋に吹き出す……という具合です。
除湿機能
除湿(ドライ)機能は、部屋の空気中の湿度を下げることを優先する機能です。湿度が目標の値になるまで微弱な冷房運転を行います。
仕組みとしては、まず室内にある湿度の高い空気を吸い込み、熱交換器で熱を奪って温度を下げます。そうすると温度が下がって空気中に含まれていた水分が水滴となり熱交換器に付着します。その水滴を室外に放出して室内の湿度を下げる……という具合です。
除湿機能には二つのタイプがあります。
「弱冷房除湿」は、部屋の温度を冷房で下げつつ、部屋の湿度も一緒に下げるというものです。対して「再熱除湿」は、部屋の温度を下げないように、湿度だけを下げるものです。
梅雨時は、肌寒いのにもかかわらず湿度が高くてベタベタと不快、ということがあります。弱冷房除湿は室温も下げるので寒く感じてしまいます。肌寒さは解消したいけれども湿気はイヤ、という場合は再熱除湿がおすすめです。
梅雨時期でも快適な温度・湿度の設定目安は?
梅雨の時期には湿度が80%くらいになることもあります。
湿度が60%を超えるとカビやダニが繁殖したり、結露が発生しやすくなる傾向があります。何よりもジメジメと過ごしづらいので、エアコンを上手に使って室内を快適に保ちましょう。
理想の湿度は40〜60%、エアコンの温度設定は24〜27℃がベストです。ちなみに設定温度を27℃にすると27℃の冷風が出てくるのでなく、20℃くらいの冷風が出てきます。エアコンのリモコンの設定温度は、その温度の風が出てくるわけではないので注意しましょう。
またリビングや寝室など、部屋ごとによって過ごし方も異なりますので、寝室はタイマーを使うなど、部屋に適したエアコン設定がおすすめです。
梅雨時期にエアコンを効果的に使うポイント
梅雨時に快適に過ごすには、冷房と除湿機能を上手に使い分けるのがポイントです。さらにエアコンを効果的に使うコツを紹介します。
・風向きは上または水平に設定
冷たい空気は重たく部屋の下のほうにたまる性質があるので、エアコンの風向きを「下」に設定していると、反対に天井近くに熱が溜まって、足元は冷えるけれども頭は暑い……という「冷えのぼせ」になってしまいます。
こうした状態を避けるためにエアコンの冷房機能を使う時は「上」か「水平」に設定すると、部屋全体に効率よく冷気を巡らすことができます。
・吹出し口の下に物を置かない
エアコンの吹出し口の下に家具などがあると、冷風の通り道を遮って冷房効率が落ちてしまいす。吹出し口付近にはなるべくモノを置かず、冷風のルートを確保しましょう。
・室外機は日陰に置く
エアコンの冷房は、室内の暖気を取り込み、室外機で冷やしてから、その冷えた空気を室内に戻す仕組みです。したがって室外機が直射日光が当たるような暑い場所に設置されていると、冷房効率が下がってしまいます。動かすのは難しい場合は、簾(すだれ)やルーバーなどで熱を遮断するのもよいでしょう。
梅雨時期にエアコンの電気代を節約するコツ
とかくエアコンをつけっぱなしになってしまう梅雨時ですが、ただでさえ電気代が高騰している昨今、できるだけ節約したいもの。エアコンの電気代を節約するコツを紹介します。
・エアコンをつける前に換気する
エアコンの電気代は、実際の温度・湿度と、設定温度・湿度の差が大きいほど高くなる傾向があります。エアコンをつける前に窓を開けて、室内にこもった熱や湿気を逃してから、エアコンを稼働させて、実際の温度・湿度と設定温度・湿度を近づけるとよいでしょう。
・自動運転にする
エアコンは、自動で風量を調節する「自動運転」だけでなく、任意で風量を調節する「弱風モード」「微風モード」などがあります。
一見、弱風・微風モードは節電になるという印象をもたれるかもしれませんが、場合によっては設定した温度・湿度に至るまで時間がかかり、かえって電気代がかかることもあります。
最初は強風モードで一気に部屋の温度・湿度を下げてから、弱風・微風に切り替わる自動運転に設定するとよいでしょう。
・せわしなくオンオフしない
エアコンの消費電力は、電源を入れて稼働させた時に最も高くなります。エアコンのつけっぱなしはもったいない、と思われるかもしれませんが、せわしなくエアコンのオン/オフを繰り返していると、電気代がかさむ原因にもなりかねません。
一般的に、長い時間にわたって同じ部屋で過ごすのなら、エアコンは稼働させておくほうがお得と言えるでしょう。
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エアコンを快適に使い続けるためにすべきこと
エアコンのドライ機能を使いこなすためには、エアコン内部のカビ対策がおすすめです。内部クリーン運転やフィルター掃除でカビを予防しましょう。
・内部クリーン運転
「内部クリーン運転」を活用すると、エアコン内を乾燥させて内部の湿度を下げることができ、カビの抑制につながります。
・定期的なフィルター掃除
エアコン内部にほこりや汚れがあるとカビの栄養分になってしまいます。カビの繁殖を招きかねないので、エアコンのフィルターは定期的に水洗いをしてきれいな状態を保ち、ほこりが入るのを防ぐとよいでしょう。
まとめ:冷房と除湿を上手に使い分けるのがポイント!メンテナンスや交換は早めに設備のプロにSOSを!
高温多湿になる梅雨は、エアコンの冷房機能と除湿機能をうまく使い分けるのが快適に過ごすポイントです。
そして冷房を使うときは、風向きは上か水平に設定したり、吹出し口の下にモノを置かないなどの工夫を取り入れましょう。また自動運転を活用したり、こまめにオン・オフしすぎないように心がければ、電気代も節約することができます。
そして除湿機能を使うときは、気温や湿度に合わせて、弱冷房除湿と再熱除湿を使い分けると快適に過ごすことができます。
これからエアコンなしでは暮らせない時期を迎えるので、エアコンのメンテナンスや交換は早めに済ませておくのが得策です。
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