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2024/03/15

【決定版】マンションでエコキュート! 設置の条件と注意点まとめ

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電気代金の高騰や環境への配慮への関心が高まる中、エコキュートは、電気代を節約しながら効率良くお湯を沸かせる給湯器として、注目を集めています。一戸建てだけでなく、マンションでも導入できるため、エコキュートの設置を検討している方も考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、マンションにエコキュートを設置する際にはクリアすべきいくつかの条件と適切な機器の選び方や近隣住民への配慮といった注意点があります。そこで今回は、マンションにエコキュート設置を検討する際にまず確認するべきポイントについて詳しく解説します。

■マンションでエコキュートを設置するときの条件


マンションにエコキュートを設置する場合、戸建て住宅と比べて確認するべき点が多いので注意が必要です。快適なエコキュート生活を手に入れるために、以下の条件を事前に確認しましょう。


〇分譲でも賃貸でも、まずは規約と管理会社への確認が必須


マンションにエコキュートを設置する際には、まずマンションの管理規約を確認しましょう。管理規約には共有部分の利用や設備の変更に関するルールが含まれています。一部のマンションでは、エコキュートの設置に関して条件が付いているケースもあります。エコキュートは専有部分である室内に設置するので、管理規約は関係ないと思われるかもしれません。しかし、設置工事の際には、大規模なガス配管工事やその他の共用部分への追加工事が必要となるケースもあります。さらに、元々の給湯器の熱源がガス以外だった場合、マンション全体のガス供給量自体を増やす必要が出てくるかもしれません。
エコキュートの設置を検討する場合は、管理規約を確認の上、管理会社に「エコキュートの設置を検討しているが、設置可能かどうか」を相談し、設置の可否や手続きの詳細を打ち合わせしましょう。設置業者や使用する機器の品番、設置要領について審査が設けられているマンションも多いようです。また、工事の際は、取り付け業者の出入りや搬入にエレベーターを使用することについて、近隣住民へ事前告知して理解を求め、トラブルとならないような配慮が必要です。
賃貸マンションの場合は、所有者である貸主へきちんと相談することが非常に重要です。設置の承認だけでなく、設置後のメンテナンス費用の負担、退去時の取り扱いなどについて、慎重に取り決めし、同意を得てから進めるとトラブルを未然に防ぐことができます。


〇設置スペースの確保


エコキュートは、洗面室またはベランダへ設置することが一般的であり、限られたスペースの中で設置場所を確保する必要があります。配管や排水、電源などの設備との接続経路の検討も必要であり、マンションの管理規約によって、設置できるサイズや重量が制限されている場合もあります。
4~5人家庭の場合、460Lの容量のエコキュートが推奨されていますが、多くの集合住宅では容量370L以下のものや薄型の機器が使用されています。

エコキュートは、本体の貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つの機器に分かれています。貯湯タンクは大型の冷蔵庫、ヒートポンプユニットはエアコンの室外機のような形状、サイズ感をイメージしていただけるとわかりやすいでしょう。

マンションで多く使用されている370Lタイプのおおよそのサイズは、下記の通りです。
貯湯タンク:高さ180㎝、幅60㎝、奥行70㎝(460Lタイプの場合、幅と奥行きがさらに10㎝ずつ必要)
ヒートポンプユニット:高さ70㎝、幅50㎝、奥行30㎝

また、機器の重さに加えて、満タンに貯めたお湯の重さを含めると400~500kg以上の重さになるため、耐荷重の確認も重要です。
設置スペースだけでなく、搬入経路も合わせて確認が必要です。マンションの構造や間取りによっては、搬入に工夫が必要な場合もあるので、専門家に相談してアドバイスを得ることをおすすめします。



■マンションに適したエコキュートの選び方


マンションに設置するエコキュートは、適切なサイズ選びとマンションにぴったりの機能を持った機器を選択するようにしましょう。

◆コンパクトサイズ
一般的な角形タイプ以外に、幅広で奥行きを抑えた薄型タイプの機器もあるので、設置スペースに合わせて選択しましょう。それでも難しい場合は、貯湯量の少ない機器を選ぶとスペースは圧縮可能なので、諦める必要はありません。使えるお湯の量が減ってしまいますが、使い方を工夫すれば問題なくお使いいただけます。
◆水漏れ安心機能付き
水漏れを検知して、自動的に電源を遮断する機能は、集合住宅では必須です。水漏れは自室だけでなく階下の部屋にも被害を及ぼす可能性があります。
◆高圧タイプ
キッチンとお風呂など、数か所同時にお湯を使うことが多い場合は、高圧タイプを選択すると快適です。ただし、築年数の経ったマンションの場合、マンション自体の配管の耐久性やポンプの性能によっては設置できない場合もあります。



■騒音防止対策はしっかりと!


エコキュートは、電気の使用量が減少する深夜帯にお湯を沸かして蓄えておくことで、電気料金を節約する仕組みです。作動時には内部のファンやコンプレッサーから、40dB程度(聞こえるが、会話には支障なし)の低周波音が発生します。これは、昼間の静かな住宅街や図書館の管内、ささやき声と同等の音量といえます。昼間であれば気になる音量ではありませんが、エコキュートは深夜から明け方の周囲が寝静まった静かな時間帯に作動するので、小さな音でも気になる場合があります。マンションは、上下左右の部屋と接しているため、低周波音の振動が伝わりやすい環境であることから。近隣住民に迷惑をかけないように騒音対策は念入りに行いましょう。具体的な対策例を紹介します。
設置時に防音シートを敷いたり、防振ゴムなどの制振材を直接貼り付けたりといった対策をとると低周波音を軽減できます。
設置スペースの候補が選べる場合、設置場所についても工夫しましょう。室内に置く場合は、寝室の近くにあると、睡眠の質が低下してしまう可能性があることや、締め切った空間に配置すると音が反射しやすくなることに配慮しましょう。一方、ベランダに設置する場合は、エアコンの室外機と共振を起こして音が増幅されて、うるさく感じてしまうケースもあります。

マンションにエコキュートを設置する場合のポイントについてお伝えしました。エコキュートを快適に使うためには、下記の点に特に注意しましょう。
① 管理規約を確認すること
② 管理組合へ相談すること(賃貸の場合は、オーナーへの相談も必須)
③ 適切な機器選び
④ 念入りな騒音対策を講じること
このような点に配慮すれば、マンションでも問題なくエコキュートを設置できます。
電気代を節約しながら、快適なエコ生活を送ることができるエコキュートの設置を検討される場合は、当社までご相談ください!当社では、マンションに適したエコキュートの種類や機種を豊富に取り揃えています。コンパクトタイプや集合住宅用のエコキュート、運転音の低いエコキュートなど、お客様のニーズに合わせて最適なエコキュートをご提案します。

みんなの設備屋さんは、仙台市を中心に宮城県、山形市の設備工事を行っているプロのお店です。エコキュートの設置や交換はもちろん、エアコン、給湯器、暖房、水回りなど、水道や電気に関するお困りごとに対応しています。エコキュート設置後も、メンテナンスや点検、修理など、充実のアフターサービスを実施しており、故障や不具合の発生時にも、迅速対応可能です。豊富な施工実績をもとに、提案施工させていただきますので、エコキュートの設置工事はぜひ当社にお任せください!