実は春の電気代は結構高い!理由や内訳、節電のポイントを解説
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皆さんこんにちは。
宮城県塩竈市を拠点に、エアコンやガス給湯器の販売・取付工事を行っている株式会社菜花空調です。
今年も3月に入り、だんだん暖かくなってきました。春はエアコンを使う機会が減るため、暖房をフル稼働させていた冬場に比べると、電気代が安くなるイメージがあるかもしれません。
しかし実のところ、春は意外と電気代が高い季節であり、油断せずに節電をしなければならないのです。そこで今回は、春の平均電気代や高くなる理由、効果的な節電方法について解説します。
■春(3月~5月)の平均電気代はどのくらい?
最初に、春(3月~5月)は実際どのくらいの電気代がかかっているのかを確認しておきましょう。各家庭が支払っている電気代の平均額は、総務省統計局の「家計調査」で示されています。家計調査のデータをもとに、各月および季節ごとの平均電気代を算出すると、以下のようになります。
春の電気代平均額は、9,325円という結果になりました。イメージと違うかもしれませんが、春の電気代は冬に次いで2番目に高く、最下位の夏よりもずっと高いのです(支払いが使用から1ヶ月ほど遅れるケースは考慮する必要あり)。なお、春における家庭の支出総額平均は250,522円なので、電気代が家計に占める割合は3.72%となります。
では、一体なぜここまで電気代が高くなってしまうのでしょうか? 主な原因としては、春は春雨前線の影響で意外と雨が多く、しかも花粉が飛散することが挙げられます。これらの影響で洗濯物が外干しできず、洗濯乾燥機を使う機会が増えるので、電気代がかさんでしまうのです。また、5月後半から梅雨に入ると、エアコンの除湿運転をするようになることも関係しているでしょう。
また、東北地方のような寒い地域は、春の電気代が高くなる傾向にあります。これは、春に入ってもまだまだ肌寒く、エアコンの暖房運転をする機会が多いからです。上記の表を見ても、電気代の支払い額は寒い季節になるほど高くなっていく傾向にあり、いかに暖房が電力を消費するのかがわかります。
もちろん、上記の表は全世帯の平均データなので、実際の電気代は家族の人数やライフスタイルによって変動します。とはいえ、「春は意外と電気代がかかる」という事実は、全世帯共通の問題です。昨今は電気代が上昇を続けていますから、春になっても油断せず節電に取り組む必要があるでしょう。
■どんな家電に電気代がかかっているの?
節電に取り組む時は、まず「どこでどのくらいの電力を消費しているのか?」を把握する必要があります。より電気代がかかっている場所で節電をするほど、効果が大きくなるからです。そこで、やや古いデータですが、経済産業省資源エネルギー庁が公表している2009年度のデータをもとに、機器別の年間電気使用量の内訳を見ていきましょう。
※ 画像引用元:経済産業省資源エネルギー庁「省エネって何?」
ベスト5は1位から順に、電気冷蔵庫(14.2%)、照明器具(13.4%)、テレビ(8.9%)、エアコン(7.4%)、電気温水器(5.4%)となりました。したがって節電に取り組む時は、まずこれらの電気機器の使い方を見直すべきだといえます。
とはいえ、エアコンが4位どまりというのは少し意外かもしれません。しかし、これにも理由があります。上位3つの家電に共通しているのは、「1年を通して季節に関係なく使用する」「つけっぱなしにしている時間が長い」ということです。瞬間的な電力消費が小さくても、長時間使用すれば電気代は高くなります。
加えて、どの家電も普段は当たり前のように使っているため、電気代のことを忘れがちです。電源ONが基本の冷蔵庫はともかく、「人がいない部屋でも照明をつけっぱなし」「見てもいないのにテレビをつけっぱなし」という経験がある方は多いのではないでしょうか。こういった「当たり前」を見直すことが節電の第一歩です。
■春の季節に効果的な節電方法
春は暑くもなく寒くもないため、夏や冬に比べると比較的無理なく節電がしやすい季節です。新年度が始まって心機一転するタイミングなので、生活習慣を見直すチャンスでもあります。春の季節にやっておきたい、効果的な節電方法を見ていきましょう。
・電力消費の大きい暖房器具を片づける
春先はまだまだ寒い日も多いため、無理に暖房の使用をやめる必要はありません。しかし、冬からの流れで、ついつい暖房を使ってしまうのも確かです。そこで、意識的に暖房の使用を控えられるよう、一部の暖房器具を思い切って片付けてみましょう。
優先的に片付けたいのは、消費電力量の大きい暖房器具です。たとえば、オイルヒーターや電気ファンヒーターの消費電力量はエアコンを上回ります。これらを片付けてしまい、普段は消費電力量が比較的小さいこたつや電気カーペットを使用。どうしても寒く感じる日はエアコンをつけるようにすると、暖房器具の無駄な使用を防げるので節電につながります。
また、日中など気温の高い時間帯は、意識的に暖房のスイッチを消すようにすることも大切です。惰性的に暖房器具を使ってしまっていないか、生活スタイルを見直してみましょう。
・エアコンの使い方を見直す
多くの家庭でメインの暖房器具として活躍するエアコンも、使い方次第で大幅な節電が見込めます。まずやっておきたいのは、エアコンのフィルターの掃除です。
冬の間フル稼働していたエアコンのフィルターには、多くのホコリやゴミが溜まって目詰まりを起こしています。このような状態では空気を取り込みにくくなり、出てくる風の風速・風量も低下します。結果として空調効率が悪くなり、余計な電気代がかかってしまうのです。
加えて、風にホコリやカビが含まれるようになり、健康にも悪影響をもたらします。快適な生活のためにも、2週間に1回程度のペースでフィルターの掃除を行い、空調効率を高めましょう。汚れがひどいようなら、専門業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。
また、カーテンで窓を覆って室内の熱が逃げるのを防ぐと、暖房効率がさらにアップします。熱の出入りを防ぐ効果に優れる、遮熱・断熱カーテンを使うのがおすすめです。外から熱が入ってくるのを防ぐことで夏の冷房効率も高まるため、春のうちに設置しておくといいでしょう。
・冷蔵庫の使い方を見直す
年間の電気使用量が最も大きい冷蔵庫も、使い方を見直すべき家電のひとつです。たとえば、5月頃になると暑い日が増え、冷たいものを求めて冷蔵庫・冷凍庫を開ける機会が増えます。冷蔵庫を頻繁に開け閉めしていると、庫内の温度が上昇し、再び冷やすために大きな電力を消費してしまいます。
そこで、冷蔵庫を開ける前に取り出すものを明確にしたり、必要なものをまとめて取り出したりといった工夫をしてみましょう。また、熱いものは冷ましてから入れるなど、できる限り内部を低温に保つことが大切です。食材の詰め込み過ぎも、庫内の冷却効率を低下させてしまいますから、定期的に内部の整理をしてみてください。
■夏が来る前にエアコンの買い替えを検討しましょう!
電気代を節約したい時にぜひご検討いただきたいのが、古いエアコンの買い替えです。「うちのはまだまだ動くし、買い替えにはお金がかかるから……」と思うかもしれませんが、古いエアコンの場合は買い替えた方が結果的にコストが安くなります。なぜなら、エアコンの省エネ性能は、この10年~15年で飛躍的にアップしているからです。
たとえば、15年前の20畳向けモデルを最新型に買い換えると、年間で3万円前後も電気代を節約できます。6畳向けのモデルでも、年間3,000円程度節約することが可能です。もちろん、空調機能自体も大幅にアップしているので、室温をより快適に保ちやすくなります。
春は過ごしやすい季節ですが、すぐにまた蒸し暑い夏がやってきます。古いエアコンを使い続けているのであれば、本格的な夏が来る前に買い替えるのがおすすめです。特に東北地方にお住まいの方であれば、東北電力の「エコ替えキャンペーン」を利用して、お得に設備更新ができます。昨今の電気代高騰に対応するためにも、この機会にご自宅の設備を見直してみましょう。
宮城県塩竈市の菜花空調は、ガス・石油設備、空調設備、水回り設備の専門工事業者です。宮城県のあらゆるエリアの工事を手掛け、誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得してきました。
弊社は一流メーカーの製品を使用し、明朗な工事価格設定とわかりやすい説明を行なうのがモットーです。東北電力 エコ替えキャンペーンの登録事業者にもなっており、ご自宅の環境やお客様のご要望に応じた最適な設備をご提案いたします。ガス設備・空調設備・各種リフォームのことなら、信頼と実績の菜花空調までお気軽にお問い合わせください。
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