給湯器が手に入りにくい！という状況は、皆様ご存じのことと思います。

たびたび、給湯器交換のご連絡をいただく機会があり、

「納期が結構かかると聞いたので…」
「そろそろ寿命だと思って、壊れる前に交換しとこうと思って…」
「15年使ったから早めに交換しとこうと思って…」
「なんだか調子が悪いような気がして…」


壊れる前に交換をされる方が増えたように感じます。

給湯器が故障してしまうと、お湯が使えなくなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。

今は納期もかなりかかっていますので、故障前に交換するのは素敵な選択ですね。

とはいっても、給湯器は安い買い物ではないので、まだ使えるなら使いたいし…

最近の不調はほんとうに壊れる前兆なのか？と、なかなか給湯器交換に踏み切れない方もいることと思います。


基本的には購入後10年以上がたったら、交換部品も手に入らなくなってしまうので、交換時期の目安となりますが、壊れる前兆に起こる症状もありますので、参考にしてみてください。


（要注意）
・エラーコードが何度も表示される
・お湯の温度が安定しない
・異音がする
・追い焚きができない

（危険！）
・ガスくさい
・水漏れしている
・排気口周辺が黒く汚れている
・排気口周辺がさびている
・黒煙が出ている


危険！の症状が出ている方は、今すぐに使用をやめて、業者さんに連絡して状況を伝えましょう。

・エラーコードが何度も表示される
　
リセットでいったん治ることがありますが、再度表示された場合は何らかの原因があって表示されている可能性があります。
表示頻度が高い場合は、部品の経年劣化により故障が考えられます。
おかしいな、と感じたら早めに業者に相談してみましょう。



・お湯の温度が安定しない/異音がする

お湯がでにくい、もしくは急に冷たくなることがあります。
給湯部品の経年劣化による故障も考えられます。

また、いつもならない音が鳴ったら、業者さんに相談してみましょう。
なっている音を伝えてくださいね。



・ガスくさい

部品の経年劣化が原因で、不完全燃焼を起こしている可能性が高いので、早めに業者に連絡してください。
また、ガスくさいときは、コンロの火を消して、ガス栓を締めます。

その後、窓をあけて空気を入れ替え、ライターやタバコなど火気を使用しないようにしてください。

・追い炊きができない/水漏れしている

掃除不足などにより追い焚きできないことや、経年劣化による部品の故障も考えられます。

給湯器から水が漏れている場合は、内部の経年劣化による故障が考えられます。
水漏れは不完全燃焼や火災を引き起こすリスクが高いため、危険な状況です。

また、ショートして発火したり、階下に浸水する可能性まであります。

すこしでも、あれ？？水が漏れてる？と思ったときは、業者さんに相談してみましょう。



・排気口周辺が黒く汚れている／さびている

黒く汚れている場合は、内部の部品が経年劣化し、不完全燃焼を起こし、黒いすすが付着している可能性が…。
また、前板がさびている場合は、給湯器内部からの水漏れによる腐食かもしれません。

これらの症状は、寿命が来ているわけでなくても出ることがありますので気になったら業者に聞いてみましょう。



・黒煙が出ている

これはとても危険。屋外に給湯器が設置されている場合は気が付くのが遅れてしまうかこともありますので、ご近所さんで黒煙がもくもく…なんてときには知らせてあげましょう。

さて、いかがだったでしょうか。

不調を放置してしまうと、故障して給湯器が使えなくなるだけではなく命に係わる事態にも発展しかねません。

不具合や、不安なことがあれば遠慮せず、お近くの業者さんに問い合わせてみましょう。