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2023/10/16

石油ストーブとエアコンだと暖房代はどっちが安い?コスパと暖まり方を比較!

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皆さん、こんにちは。宮城県塩竃市周辺で電気や設備のお困りごとを解決している株式会社 菜花空調「みんなの設備屋さん」です。

冬になると、石油ストーブとエアコンなどの暖房器具を手放せなくなりますよね。しかし、実際のところ石油ストーブとエアコンではどちらの方がコスパが良いのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

また、いくらコスパが良くても温まらなければ意味がありません。石油ストーブとエアコンは温まり方も異なるため、コスパだけでなくそれぞれの特徴を知っておくことで、検討ができます。

本記事では、石油ストーブとエアコンそれぞれにかかる暖房代や、温まり方を比較してみます。冬の暖房器具をどうしようか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。




■エアコン暖房の1時間あたりの電気代


エアコンで暖房を使用したときにかかる電気代は、電気料の目安単価である1kWhあたり31円(税込)で計算すると、8畳タイプのエアコンで3.3円~45.9円程度です。

かなり幅があると感じるかもしれませんが、春や秋はエアコンの消費が小さく外気温との差があまりないため、金額は抑えられます。

しかし、冬期になると1日中エアコンをつけているというときも少なくなく、外気温との温度差もかなり大きいため、消費電力が跳ね上がることもあります。エアコンを設置する部屋の広さや省エネ機能がついているかどうかによって、電気料金が変動します。

そのため、1時間当たりの電気料金にはかなりの幅があります。そのため、もし冬の暖房器具にエアコンを選ぶとしたら、できるだけ省エネタイプのエアコンを選ぶようにしましょう。



■灯油・石油ストーブの1時間あたりの燃費


冬を乗り越えるための暖房器具として、エアコンではなく灯油ストーブや石油ストーブを選択する方もいるでしょう。

灯油・石油ストーブの燃費は、「3.7L(タンク容量)÷17時間(燃焼継続時間)×110円(灯油代を1L=110円で想定)」の式で計算すると、1時間当たり23円程度となります。

他の暖房器具に比べると比較的安く見えるものの、灯油・石油価格は常に変動しているため、一概にはいえません。灯油・石油が高騰するとその分1時間当たりのコストが高くなってしまいます。

また、灯油を定期的に買いに行かなくてはならないため、手間がかかります。電池式の灯油ストーブなら、乾電池を多めに購入しておく必要もあるでしょう。全体的にかかる料金を考えると、決して安いとはいえないのではないでしょうか。



■エアコンによる温まり方の特徴


エアコンは、ヒートポンプ技術を使用して暖気や冷気を作り出している家電です。火を使っているわけではないため、安全性の高い暖房器具といえます。また、直接熱い部分が手に触れることがないのも特徴です。

エアコンの電源を入れてもなかなか温まらない、と感じるかもしれませんが、暖房器具の中では部屋が温まる速度は速い方です。

部屋全体を暖めることができるのが特徴といえます。また、温度や風速などが設定できるため、常に一定の温度に保てるのも、エアコンならではといえるでしょう。

暖房だけでなく、冷房や除湿機能、省エネに優れたエアコンもあります。特に省エネ機能は重要であり、エアコンの電気代をかなり安く済ませることができます。


・エアコンのメリット


エアコンのメリットは、部屋をまんべんなく暖めることができるという点です。こたつや電気毛布などの暖房器具はすぐに暖かくなりますが、狭い範囲を集中して温める器具であり、部屋自体は寒いままです。

ちょうどよい暖かさに保つのも難しいのではないでしょうか。その点、エアコンは部屋を均一の暖かさに保てる点がメリットです。

また、安全面でも優れていて、温度を高くしてもやけどの心配がありません。そのため、子供やペットがいる家庭などで安心して使えるのもメリットといえるでしょう。


・エアコンを設置するのにおすすめな場所


エアコンを設置するのにおすすめな場所は、リビングなどの広い部屋です。部屋の大きさに合わせて様々なタイプが販売されているので、部屋に合った大きさのエアコンを選ぶことができます。

ただし、エアコンは安全に部屋全体を暖めることができる暖房器具ですが、部屋を乾燥させやすいというデメリットもあります。また、エアコンを設置するのは電気屋などの専門業者でなければなりません。



■灯油ストーブによる温まり方の特徴


灯油ストーブによる温まり方は、中心にある筒を灯油の力で燃焼させることによって熱を発生させ、部屋を暖めます。

燃焼によるため、部屋が温まる速度が速く、広範囲を暖めることが可能です。電気ストーブにもさまざまな大きさがあり、大きいストーブならリビングなどの広い部屋を暖めることもできます。

ただし、灯油を入れなくてはならず、触れるとやけどしてしまう危険があるため、安全には気を配る必要があります。また、エアコンのように温度調整ができないため、暑くなりすぎたときには換気などをして調整する必要があるでしょう。


・灯油ストーブのメリット


灯油ストーブは、乾電池を入れることによって稼働するため、コンセントの差込口がないところでも利用できるのがメリットです。

部屋の広さに関係なく温めることができ、気温が低い日でもまんべんなく暖められます。また、灯油を燃焼させた際に蒸気が発生するため、部屋が乾燥することを防げるのもメリットといえるでしょう。

ただし、蒸気だけでなく二酸化炭素も発生してしまうため、定期的な換気が必要ということを覚えておかなくてはなりません。


・灯油ストーブを設置するのにおすすめな場所


灯油ストーブを設置するのにおすすめなのは、リビングなどの広い部屋や、コンセントの差込口がない部屋です。乾電池で動かすことができ、屋外に持ち運びするのも難しくありません。

ただし、灯油を切らしてしまうと意味がないため、定期的に灯油があるかどうかを確認し、入れる作業が必要になります。

灯油も、買いに行くか配達してもらう必要があります。配達してもらう場合は、配達料金が余分にかかるかどうかを確認しておくと良いでしょう。また、灯油タンクを家の中に入れることはできないため、灯油タンクの保管場所が必要です。



■まとめ


灯油ストーブとエアコンのどちらが安いのか、1時間当たりの金額について比較してきました。結論としては、灯油代を含めた全体の光熱費を見ても、エアコンの方が安いといえるでしょう。

灯油ストーブは、灯油代に加えて乾電池代なども必要になり、灯油を買いに行ったり入れたりする手間もかかります。灯油の金額が高騰する可能性もあり、ランニングコストがその都度違うのも気になるところです。

一方で、エアコンは一度設置してもらえばそのあとの手間がかからず、省エネタイプのエアコンを使用するなどの工夫次第で、電気代も安く抑えることができます。

また、睡眠時に暖房を切ってしまうと寒くなるため、できるだけ寝ている間も暖房をつけておきたい、という方には石油ストーブは危険です。寝ている間も使いたいなら、安全性の高いエアコンを使用するほうが良いでしょう。

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